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食物繊維でがんを防ぐのは、もはや常識!?

 
この記事を書いている人 - WRITER -
ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)
食物繊維を摂ると便秘にならない、といったメリットは聞いたことがあると思います。
でも実際、便秘にならないからどうなの?って感じもしますよね?
今回はタイトルでもお伝えしているように、

食物繊維でがんを防ぐのは、もはや常識なのか、ということです。

便秘になりにくくなるので、大腸にとっては良さそうな気もしますね。
やはり、老廃物のある時間が多くなればなるほど、よくないのは感覚でもわかると思います。
では実際の論文を読んでいきましょう!

 

 2018 Sep;97(36):e11678. doi: 10.1097/MD.0000000000011678.
Dietary fiber intake and risks of proximal and distal colon cancers: A meta-analysis.
PMID: 30200062
 
タイトルは

『食物繊維摂取と近位および遠位結腸癌のリスク』

といった感じです。

結論は
食物繊維が近位結腸癌と遠位結腸癌の両方のリスク低下と関連してます。
また、食物繊維の摂取と大腸癌のリスクとの関連が、がんの部位によって異なります。
ということです。
今回の論文では、食物繊維は近位でも遠位でも結腸癌のリスクを下げると言っています。
そして、近位と遠位でがんのリスクの関係性がことなっていることも述べています。
食物繊維の摂取量の増加は、糞便発癌物質の希釈すること、糞便通過時間の短縮すること、食物繊維の抗発癌性の短鎖脂肪酸への細菌発酵の増加をもたらす可能性があるともいわれているようです。
やはり、食物繊維の効果は絶大なようですね。
食物繊維は大腸に限った効果なのでしょうか?
食物繊維のことを調べると他の部位でも、がんが抑えられる気がします。
そこで、ほかの部位のがんについても見てみましょう。
 2018 Jul 22;10(7). pii: E945. doi: 10.3390/nu10070945.
Dietary Fiber Intake and Endometrial Cancer Risk: A Systematic Review and Meta-Analysis.
PMID: 30037138
タイトルは

『食物繊維摂取と子宮内膜がんリスク』

といった感じです。

今回は大腸とか消化器系ではない部位についての論文で見ていきます。

まず大事なのが、食物繊維はステロールの吸収と再吸収に関与し、エストロゲンの代謝に影響を与えるという事実です。

ということは食物繊維は子宮内膜がんと関連がありそうですね。

食物繊維は、結腸直腸癌、乳癌、膵臓癌といった複数の癌のリスクを減少させることが示唆されているとも、この論文では言われています。

実際に子宮内膜がんではどうでしょうか?

結論から行くと

食物繊維は、体脂肪を調節することによって子宮内膜がんに影響を及ぼす可能性があるということです。

さらに、植物繊維の摂取は、子宮内膜癌のリスクを下げる可能性があると結論では述べています。

ただし、メカニズムについてはまだまだ不明な点が残っているとのことです。

消化器系だけでなく子宮においても食物繊維はがんを抑制するようですね。

これは勉強になりました。

やはりこの論文でも言われていますが、

繊維の細菌発酵は、短鎖脂肪酸の産生をもたらし、癌に対して保護効果を有する可能性があるといっています。

この情報はこれからも知っておいたほうがいい情報なのかもしれません。

食物繊維で、がんを防ぐのは、もはや常識なのかもしれませんね。

さらなる、がんについての予防法を知るためには勉強が必要なようです。

 

 

 

 

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ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)

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