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睡眠の影響で糖尿病が悪化する!?

 
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ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)
今回、気になることが見つかりました。

睡眠に関連する言葉で、なんと糖尿病が見つかったのです。

一瞬、なんのことかわからなかったのです。
今回も論文を見ていきましょう。
それにしても、糖尿病と睡眠の関係性って…

 2017 Dec;26(23-24):4053-4064. doi: 10.1111/jocn.13899. Epub 2017 Jul 17.
The relationship between sleep disturbance and glycaemic control in adults with type 2 diabetes: An integrative review.
PMID:28544107

タイトルは

『成人の2型糖尿病における睡眠障害と血糖コントロールの関係』

といった感じです。

まさか、という感じです。

睡眠障害が血糖と影響しあっているなんて…

さて、結論はどうなっているのでしょうか。

睡眠の質と血糖コントロールとの関係を裏付ける強力な証拠があるが、睡眠期間と血糖コントロールとの関係のさらなる検討が必要であるとのことです。

睡眠の質と血糖コントロールは関連があるんですね。

質が落ちると血糖コントロールできないのでしょうか?

睡眠時間と血糖の関係性はよくわかっていないのですね。

多すぎても少なすぎてもダメなような気もします。

程よい時間を、しかも質も高めに。

そんなことできるのであれば、病気にならないのではないかと思ってしまいます。

この論文では、2型糖尿病で睡眠障害の有病率は増加しているともいわれています。

睡眠不足は、2型糖尿病患者のHbA1cの増加と関連していることも報告しています。

睡眠がここまで重要になっているとは正直驚きです。

これだと、睡眠の質が低下してしまうと、合併症も気になって仕方がありません。

 

他の論文も見ていきましょう。

 

 2017 Oct 16;18(1):313. doi: 10.1186/s12882-017-0731-2.
The association of obstructive sleep apnea and renal outcomes-a systematic review and meta-analysis.
PMID:29037156
タイトルは

『閉塞性睡眠時無呼吸と腎障害の関連』

といった感じですね。

 

この論文では

閉塞性睡眠時無呼吸が糖尿病患者の腎機能に大きく関係するだけでなく、糖尿病がない患者においても大きく関係しているといっています。

糖尿病に限ったことではありませんが、睡眠の質を低下される閉塞性睡眠時無呼吸では腎臓への負担が大きくなるようです。

閉塞性睡眠時無呼吸による低酸素状態の間に、交感神経緊張の上昇およびレニン – アンジオテンシン系の活性化は系統的および髄内圧を上昇させます。

閉塞性睡眠時無呼吸の重症度と腎臓との関係を調べるメタアナリシスで確認されているように、慢性腎不全のリスクが低酸素症期間の延長および頻度の増加と同じように増加することは当たり前のように考えられますね。

ということは、閉塞性睡眠時無呼吸自体が腎臓に負担をかけてしまっているということですね。

もう一つ踏み込んでみましょう。

 

 2017;2017:4737064. doi: 10.1155/2017/4737064. Epub 2017 Nov 5.
Relationship of Obstructive Sleep Apnoea with Diabetic Retinopathy: A Meta-Analysis.
PMID:29230409

タイトルは

『閉塞性睡眠時無呼吸と糖尿病性網膜症との関連』

といった感じです。

結論では、閉塞性睡眠時無呼吸の存在は、糖尿病性網膜症のリスク増加と関連しているといっています。

閉塞性睡眠時無呼吸の発症はインスリン抵抗性/耐糖能異常の上昇と相関しています。

一方で、糖尿病は、自律神経障害による睡眠障害呼吸を悪化させる可能性があることも報告されているようです。

驚くことに、インスリン抵抗性から閉塞性睡眠時無呼吸の発症を予測できることも報告されている。

したがって、インスリン抵抗性と閉塞性睡眠時無呼吸との間の関連性は双方向性のようです。

閉塞性睡眠時無呼吸は大血管合併症および網膜症の発症と相関していると報告もでています。

またほかにも、網膜症および黄斑病スコアは閉塞性睡眠時無呼吸群ではるかに悪化していることが判明しています。

まだまだメカニズムまでは、はっきりわかっていません。

それが、現状です。

今回のことでわかったことは

閉塞性睡眠時無呼吸は腎臓にも負担をかけて、目にも負担をかける、そして睡眠の質が下がれば血糖コントロールも不良になるとのことです。

糖尿病患者にとっては、睡眠の質がいかに大事であるかが思い知らされる報告だと思います。

だから、睡眠の質を上げるためにどうしたらいいのか。

やはり、グリシンやテアニンを摂るべきなんですかね?

サプリメントを勉強した限りでは、その二つが有力候補であることは間違いないです。

ここでさらに、薬追加とかなるとナンセンスな気もしますので。

生活習慣を改善し、摂れるものはしっかり摂っていき改善するのが得策かもしれませんね。

それにしても、睡眠って大事ですね。

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ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)

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