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便秘が原因でうつになるの!?

 
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ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)

さて、今回もはじまりました。

今回のタイトルは

『便秘が原因でうつになるの!?』

です。

自分の経験談から推測して論文を探していきました。

腸内環境を整えることが、うつを改善していくのではないかという考えのもと見ていきましょう!

 

 2017 Jul 30;23(3):349-362. doi: 10.5056/jnm16220.
The Increased Level of Depression and Anxiety in Irritable Bowel Syndrome Patients Compared with Healthy Controls: Systematic Review and Meta-analysis.
PMID: 28672433
この論文のタイトルは

『健常な方と過敏性腸症候群患者を比較したときのうつ病および不安のレベルの増加』

といった感じですね。
もちろん、メタ解析です。
過敏性腸症候群(IBS)患者は、一般的にうつ病や不安といった精神障害を経験するようです。
この論文では、メタ解析でIBS患者と健常人との間のうつ病と不安のレベルを比較しています。
今回の結果では、IBSのタイプ(下痢型、便秘型、混合型)によらず、健常人よりもIBS患者の方がうつ病や不安のレベルが高いことが示されています。
ただ、IBS患者の心理的要因に対する影響をしっかり調べることができておらず、結果は鵜呑みにはできないかもしれません。
自分の中では
便秘=ストレス、ストレス=うつ病となっているので、便秘=うつ病という関連性も見れるのではないかと考えています。
というのも、腸内のセロトニンの量は全身の大部分を占めていることから、この腸内環境が崩れて起こる下痢や便秘が引き金になって、うつ病が起こるのではないかと考えているのです。
だからこそ、乳酸菌をはじめとするプロバイオティクスを摂ることが腸内環境を整えて、うつを改善していくのではないかと考えたわけです。
そこで、次の論文です。
 2016 Aug 6;8(8). pii: E483. doi: 10.3390/nu8080483.
Effect of Probiotics on Depression: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials.
PMID: 27509521 
こちらの論文のタイトルは

『うつ病におけるプロバイオティクスの効果』

といった感じです。
ここでは、腸内プロバイオティクスは、腸と脳との間のやり取りにおいて主要な役割を果たしていると言っています。
そして、うつ病は代謝性脳障害であり、プロバイオティクスはうつ病の人々にとって不可欠なものでだろうとも言っています。
そこで、うつ病においてプロバイオティクスがどんな効果を示してくれるのかを調べています。
その前に、世界保健機構(WHO)が2001年にこう述べています。
生きた微生物としてのプロバイオティクスは、ある量で摂取された場合、体にとって健康上のメリットをもたらすというのです。
動物実験の結果では、プロバイオティクスを使用すると、血漿トリプトファン濃度が上昇し、前頭皮質および皮質ドーパミン代謝産物中のセロトニン濃度が低下し、うつ症状が改善されることが示されています。
ヒトでも同じことが起こるかはわかりませんが、興味深い作用機序だと思います。
この結果では、うつ病のない方においてプロバイオティクスを摂ることが、うつ病のリスクを低下させる重要な役割があることを示しています。
プロバイオティクスがうつ病の全体的なリスクを低下させるかという点に関しては、まだまだ根拠が少ないようでした。
さらに探してみました。
プロバイオティクスの効果的な文献が出ているのではないかと考えて調べました。
すると、次の論文が出てきました。
 2018 Mar 1;228:13-19. doi: 10.1016/j.jad.2017.11.063. Epub 2017 Nov 16.
meta-analysis of the use of probiotics to alleviate depressive symptoms.
PMID: 29197739

『うつ症状緩和のためのプロバイオティクスの使用のメタ解析』

といった感じです。

 

ここでの結論では、うつ病患者のために既存の抗うつ薬の代わりに使用して治療することは推奨されないと言っています。

安全でおいしいのですが、、、ということです。

まだまだ、やはり根拠が乏しいこととしっかりとした機序がわかっていないためです。

ただ、うつ病患者では劇的な効果はないようですが、健常人ではプロバイオティクスを摂ることでうつのスコアが改善されるといった結果があることは事実です。

このことから、うつの治療に使うのは、まだまだ根拠が薄いですが予防に関しては効果が出る可能性があるのではないでしょうか?

治療ではなく予防を中心にと、考えている自分にとっては、健康に投資するいい方法であると思ったのは言うまでもありません。

 

毎日、ヤクルト一本(40円)から始まる予防を今後も続けていきたいと思います。

 

今回もありがとうございました。

 

 

 

 

 

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ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)

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