薬剤師の流れ作業の時代は終わり、流れはEBMに遷都します。ゆりかごに揺られながら一緒に新たな力でより多くの方の役に立ちましょう

コーヒーで胃がん・大腸がんを予防できるの!?

 
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ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)
さて今回も始まりました。

今回は『がん』です。

自分も母と、祖父をがんで亡くしているので身近な存在であると実感しています。
母は胃がん、祖父は大腸がん、果たして予防することなんてできたのでしょうかね?
今回も論文を読んで聞きましょう。

 2016;25(3):578-88. doi: 10.6133/apjcn.092015.07.
Coffee consumption and risk of gastric cancer: an updated meta-analysis.
PMID: 27440694
このテーマは、ずばり

『コーヒーの消費量と胃がんのリスク』

です。
この論文ではコーヒーの摂取量が増えれば、胃がんのリスクの低下と関連していたとのことでした。
うーん、胃にコーヒーはいいイメージはなかったですが、胃がんには良さそうな可能性があるということですね。
ますます、コーヒーは飲んでいたいですね。
次の論文です。
 2017 Jul 15;141(2):298-308. doi: 10.1002/ijc.30746. Epub 2017 May 8.
Coffee consumption and the risk of colorectal cancer by anatomical subsite in Japan: Results from the HERPACC studies.
PMID: 28425092

『日本の解剖学的サブサイトによる、コーヒー消費と直腸がんのリスクについて』

といった感じのタイトルです。
コーヒー消費が、消費依存的な方法で結腸直腸癌のリスクを低下させることと関連していることを示しています。
遠隔結腸癌のリスクがより低く、場合によっては直腸癌のリスクがより低いことと関連していたことを述べています。
この発見は、コーヒーの消費が結腸直腸癌の予防に影響を及ぼす可能性が高いことを示しています。
ただし、コーヒーががんを予防していると言い切るにはまだまだ証拠不十分なので、今後の展開が待たれます。
しかし、自分はがん家系の人間です。
脂質異常症は今の所、身内にはいません。
コーヒーで脂質が上がるという論文も紹介しましたが、今回のがんの予防の可能性があるということと2人に1人はがんになる時代になっていることを考えると、コーヒーを飲み続ける習慣をつける方がいいのかもしれません。
コーヒーとともに、ナッツのオリーブオイル炒めで一杯というのも至福の時間になるのではないでしょうか。
2人の家族がこの事実を知っていたら、どうなったでしょうか。
考えても仕方がありません。
なぜなら、過去であり変えようもない事実であるからです。
しかし、これから出会う方にはあなたは薬剤師としてどのように語りますか?
がん予防にコーヒーがいいからとコーヒーを勧めますか?
どんな行動を取るのは自由でしょう。
ただし、データは絶対ではありません。
覆ることだってあります。
そのことをEBMで勉強したことを臨床に還元していくためには、何が必要なのでしょうか。
薬剤師だけが情報を知っていて、他に方に情報を発信できていないという事実が一番危険な思想ではないでしょうか。
何をどうするかの線引きは、自分の責任で行うべきです。
それが、プロだからです。
今回も、少々話がずれましたが、コーヒーの凄まじい可能性には惚れ惚れしたことでしょう。
では、また!
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ゆあパパ薬剤師
ゆあパパ薬剤師です。薬剤師にできることを探してブログから情報を発信しすることにたどり着きました。どんなことにも全力疾走です。走りすぎて、ばてることもしばしば…。でも、回復したらすぐに全力疾走します(笑)

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